シミ肌に卒業しま専科

女性の肌悩みの1位はシミ!原因を理解してバッチリ対策を

どの年代の女性にも共通する顔肌の悩みがあります

 

10代や20代の時はニキビや毛穴の黒ずみなどで悩み、30代になった頃から気が付けば現れていたシミに悩み、そして40代を過ぎてからはシワやたるみの悩みも重なり…。

 

というように、年代別で抱える顔肌の悩みは違ってくるのですが、どの年代でも共通する顔肌の悩みが「シミ」です。

 

小さなシミであればメイクで隠すこともできますが、色濃く大きく育ったシミになると、メイクで隠すにはメイクの腕が必要になってきます。また、長年を要して出現したシミを美白アイテムで消すにしても、それなりの根気が必要になります。

 

すでに出来ているシミは今以上育てないように、また、新しいシミを生み出さないように、シミができる原因を正しく理解して、シミ予防に努めましょう。

 

どうしてシミが出来るの?そのメカニズムとは

 

メイクの時に毎日鏡を見ているはずなのに、気付いたらシミが顔に出来てた!なんてことありますよね。「そう言えば、あの時のアレが〜」なんて言うように、シミは短期間の間で出来るものではありません。

 

様々な原因で、何か月も、何年もというような長い年月を経て、目に見えない場所で少しずつ少しずつシミは出来上がっていくのです。

 

シミが見える場所は、一番外側の皮膚「表皮」になります。この表皮ですが、皮膚の一番外側から「角層・顆粒層・有棘層・基底層」の4構造で構成されています。

 

そして、表皮の一番奥の部分「基底層」には、メラノサイトと呼ばれる場所があり、そこでメラニン色素というものが作られています。

 

メラニン色素とは、私たちが紫外線を浴びた時に、私たちの体を紫外線の害から守ってくれる存在。メラニン色素は基底層でしっかりと仕事を果たしてくれた後、約28日間かけて表皮の一番奥にある基底層から、表皮の一番手前にある角層に、
基底層で新しく誕生した細胞に押し上げられて無くなります。

 

この細胞が誕生して入れ替わる一連の流れをターンオーバーと呼びます。

 

ターンオーバーは平均して約28日間と言われていますが、それは若い時の平均日数。歳を重ねるにつれ、ターンオーバーは年齢+約10日以上の日数がかかるようになります。日数がかかるという事は、メラニン色素が角層まで上がってきて、新しい皮膚に生まれ変わるまでに時間を要するということ。

 

そんな中で、必要以上に紫外線を浴び過ぎた時、メラノサイトは「どんどんメラニン色素を作り出せ!」と指令を出します。
私たちの体を守るべく、どんどんメラニン色素が作り出されるのですが、お役目御免となったメラニン色素が角層まで押し上げられるのに時間がかかる。だけども、メラノサイトはフル稼働でメラニン色素を作り続ける。

 

角層への排出が間に合わないのに、メラニン色素は生まれ続ける。排出待ちのメラニン色素が渋滞を起こして皮膚表面にとどまってしまう。

 

これがシミになるメカニズムなのです。

 

 

シミが出来る原因はメラニン色素だけではない

 

シミが出来る原因の多くは、増えすぎてしまったメラニン色素の沈着ですが、実はこれだけではありません。

 

紫外線UVBによる細胞の破壊

 

紫外線にはUVAとUVBの2波があります。UVAは波長が長く、表皮の奥にある真皮まで届きます。そして、真皮に存在する肌のハリツヤを保つコラーゲンにダメージを与え、それがシワやたるみの原因となります。

 

UVBはUVAと比較すると波長が短く、表皮までしか届かないのですが、皮膚表面の細胞にダメージを与え、細胞のDNAに傷が付いてしまいます。DNAを傷付けられた細胞は正常な機能を果たさなくなり、紫外線を浴びていない時にも「メラニンをどんどん作って!」と、メラノサイトを暴走させてしまいます。

 

その結果、メラニン色素が過剰に作り出されることになり、排出が間に合わずにシミとして蓄積されていくのです。

 

活性酸素による細胞のサビつき

 

リンゴやバナナは皮をむいたまま放置すると酸素に触れて茶色に変色しますよね。これと同じことが私たちの体の中でも起こります。

 

実際に私達の体が茶色に変色するわけではありませんが、イメージとして「細胞を茶色くサビさせるモノ」が、私たちの体の中で発生します。それが、活性酸素と呼ばれているものです。

 

活性酸素と聞けば、体に悪いもの!と思いがちですが、実はメラニン色素と同じように、私達の体を守るために、自分自身の体内で作り出されているもの。酸の力で体外から侵入した細菌たちをサビさせて、細菌の害から身を守ってくれるのです。

 

ところが、様々な理由で活性酸素が体内に増えすぎてしまうと、外敵だけを攻撃するだけにとどまらず、自分自身の細胞をも攻撃してしまうのです。細胞が破壊されるということは、老化が進むということ。肌であればシミやしわなどとして表に現れ、細胞レベルであれば正常な細胞がガン細胞として変異することもあります。

 

活性酸素は日々の暮らしの乱れに大きく左右されます。紫外線ケアの不足・睡眠不足・喫煙・飲酒・ストレス・加工品ばかりの食事や不摂生な食生活などで活性酸素は増え続けます。

 

活性酸素を大量の体内に抱え込むことは、身体の健康にも肌の健康にも決して良いことではないので、日々の暮らしを見直すと共に、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用のある物を食べるなどの対策が必要となります。

 

 

過剰なスキンケアによる摩擦

 

シミは、スキンケアの不足(紫外線対策の怠り・手抜きの肌ケアなど)で出来やすくなりますが、スキンケアのやり過ぎも実は原因の一つです。

 

  • 洗顔の時に「泡で優しく」ではなく、ゴシゴシ洗っている
  • 拭き取り用クレンジングで肌をこするようにメイクを落としている
  • シャワーを直接顔に当てて流している
  • マッサージが良いと聞いて、強い力で時間をかけてマッサージしている
  • 美白美容液などをシミの部分に一生懸命塗り込んでいる
  • リキッドファンデーションのムラが気になり、何度も指が肌を往復する

 

このように肌に摩擦が加わるようなスキンケアをすると、肌で小さな炎症が繰り返されてシミになります。スキンケアは間違ったやり方をすると、余計に肌に負担をかけてしまうことになるので要注意です。

 

冷えによる血行不良

 

「冷える場所と言えばどこ?」と聞かれた時に、真っ先に思い浮かぶのが手足ではないでしょうか。手足などの末端は、心臓から一番遠く離れているので確かに冷えやすいです。実感しにくいかもしれませんが、実は顔の頬部分にも冷えは生じています。

 

顔の表皮には毛細血管が張り巡らされていて、血液の流れと一緒に酸素や栄養分が運ばれてきます。それと同時に、不要な二酸化炭素や老廃物を排出して新陳代謝が行われるのですが、冷えで血行が悪くなると、必要な酸素や栄養分がなかなか届かないだけでなく、不要な二酸化炭素や老廃物も回収してもらえずに蓄積していきます。

 

これが肌の老化を引き起こし、シミやしわ、たるみの原因となります。

 

現代社会において、冷えは寒い時期だけの問題ではなくなっています。夏場でも、エアコンの効いた環境に長時間いるという状態の人が多く、冷えは季節を問わず私たちの身近にある問題になっています。

 

女性ホルモンの乱れ

 

女性ホルモンと肌トラブルは、いつの時でも密接な関係にあります。

 

生理前になると顔にニキビや吹き出物が出やすくなったりしますよね。これは女性ホルモンのバランスが乱れることで、皮脂が分泌されやすくなるため。10代の頃と比べて分泌される皮脂量は加齢と共に減少するはずなのに、大人になってもニキビの悩みから解放されないのは、女性ホルモンの乱れが影響しているのです。

 

女性ホルモンのバランスが乱れるといえば、妊娠中や更年期もそうですね。また、子宮内膜症などの治療でピルを服用している場合もそれに当たります。

 

シミといっても種類は色々

 

シミは出来る場所や原因によってタイプが異なります。自分のシミがどのタイプのシミなのか、これを正しく把握することがシミケアの最初の一歩になります。

 

老人性色素斑

シミの中で最も多くみられるタイプで、頬の高い部分にハッキリと大きく見える丸いシミです。これは長年の紫外線ケア不足が原因で、メラミン色素が頑固に蓄積されたものです。

 

肝斑

肝斑は、両側の頬骨に沿って左右同じように現れるシミで、女性ホルモンのバランスが崩れることで起こります。

 

炎症性色素沈着

炎症性色素沈着は、頬や顎に出来たニキビの跡が茶色くシミになったり、肌に摩擦力がかかることで表皮に炎症が起きて茶色いシミができます。

 

虫刺されを掻きむしったり、アトピーの人が掻き過ぎたりした跡が茶色く残るのと同じです。

 

脂漏性角化症

イボのように盛り上がったシミで、老人性色素斑と同様に紫外線対策の不足が原因です。

 

そばかす

小さなシミが鼻を中心に散らばるように出るシミで、主に10代に多く見られ、原因は遺伝です。

 

 

シミの原因を正しく理解することがシミ対策の第1歩

 

シミの中には遺伝性のものもありますが、多くは紫外線のケア不足や、その他日常生活の誤った習慣で起こるものが大半を占めています。

 

若い時は少々無謀に日焼けをしてしまっても、すぐには肌に現れてこないのでケアを怠りがちですが、その無防備さのツケは必ず年数を経てやってきます。

 

年数をかけて出来上がったシミを美白化粧品で消そうとするなら、シミが出来るのにかかったのと同じだけの年月をかけてケアするぐらいの根気がいります。

 

今シミがある人は、今以上新しいシミを増やさないために、今シミがなくて安心している人も、この先もシミを作らないために、シミが出来る原因を正しく理解して、シミを作らないよう日頃の誤った習慣を見直す必要があります。

 

紫外線ケアをサボっている人は、しっかりUVケアを。夜型で睡眠不足の人は、早く寝て最低6時間以上は寝るように。ストレスが溜まっている人は、楽しいことでストレス発散を。手のひらでゴシゴシ洗顔している人は、泡でそっと優しく。冷え性の人は、季節を問わずしっかり湯船に浸かるように。

 

このように、見直しが簡単に出来るものを今日から早速始めましょう。